甲状腺の症状としてよく聞くものが二つあるそうです。
甲状腺機能亢進症と甲状腺機能低下症。
よくわかりませんが、この中に歌手の絢香さんがなった「パセドウ病」や「橋本病」などとの関係もあるようです。
まずは、甲状腺ってどんな器官?って話から。
甲状腺は、首の前面にある内分泌器官。体の新陳代謝を整えて、甲状腺ホルモン(トリヨードサイロニン、サイロキシン、カルシトニンなど)を分泌する、蝶々のような器官。
そこでの症状、甲状腺機能亢進症と甲状腺機能低下症の違いは何か?
甲状腺機能亢進症・・・腺の機能が過剰に働き、ホルモンの過分泌を引き起こします。人口の約1%がこの病気を抱えており、特に30代〜40代の女性に多く見られます。
一般的な症状は、頻脈、多食や体重減少、多飲多尿、発汗、高血糖などやめまい、抜け毛、鬱、不安感、イライラ、震え、暑さに耐えられない、などの症状がある。
原因は、
•パセドウ病
•ヨウ素を含む食物の摂りすぎ、もしくは体がヨードに直接晒される
•ウイルス感染、薬物治療、産後などの甲状腺の炎症
•甲状腺もしくは脳下垂体の良性腫瘍
•睾丸や卵巣の腫瘍
•甲状腺ホルモン薬物の乱用
などがあるようです。
症状を良くするには、医師の治療は必要ですが、自分でできる自然療法の方法もあります。
毎日食べる食事に取り入れると良いもの。
•キャベツ •ブロッコリー •ハツカダイコン •ほうれん草 •大豆 •豆類 •桃
緑茶、マザーワート、レモンバーム、シロネ
避けると良いも、ヨウ素を多く含む食材。
卵、パセリ、魚介類、アーモンド、アプリコットなど。
頻繁に運動をして新陳代謝を良くし、刺激物をできるだけ摂らないようにする。
アルコール、コーヒー、ソーダなど。
甲状腺機能低下症・・・血漿の甲状腺ホルモンの値が低下しておこる。人口の約3%に見られ、出産直後の女性もしくは50代の女性に多く見られます。
一般的な症状は、倦怠感、疲れ、筋力の衰え、悪寒、原因不明の体重減少や体重増加、絶望感、その他感情の不安定さなど。
原因は、
•出産後(一般的に甲状腺機能亢進症も煩った後)
•先天性のものである
•首の放射線治療
•抗甲状腺薬
•リチウム療法
•ヨウ素が慢性的に不足している
などがあるようです。
こちらも症状を良くするには、医師の治療は必要ですが、自分でできる自然療法の方法もあります。
ヨウ素の値を増やしてくれる食べ物を摂取するといいようです。
•パセリ •卵 •アプリコット •青魚 •バナナ •アーモンド •クレソン •キュウリ エンドウ豆 •リンゴ •イチジク •ヨウ素添加塩または海塩 •ケルプやヒバマタなどヨウ素を豊富に含む海藻や魚介類 •魚 •魚介類 •マルメロのジャム
あと、藻塩を使ったりミントティーやジンジャーティーもいいようです。
また、キャベツ、芽キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、ほうれん草、大豆、桃、豆、加工食品、精製食品、生水などはヨウ素の吸収を防ぎますので、食べるのを避けたほうがよいそうです。
名前からして正反対なので、食べるべき物も正反対。対処方法も正反対なんですね。
どちらにしても新陳代謝をよくし、ホルモン分泌を正常に保つことが必要ですね。
というより、どんな病気も同じことかもしれません。毎日の食事をバランス良く、悪いものはできるだけ取らないようにする。添加物を多く含む食品は本当に避けるべきですね。
食品添加物についても最近興味を持ち始めているので、スーパーで買い物する時に原料表示をよく見ます。ほとんどの物が買えないと思ってしまうので、勉強して本当に避けるべき物の優先順位をつけていきたいと思っています。
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