昨日の続きです。
細胞のミスコピーがガン細胞の始まりという話でしたね。
さらにそのミスコピーを消してくれる機能が人間の体内にには存在する。
で、今日はここから。
「消去し忘れのミスコピーががんになる」
私たちの体内でできたミスコピーは、通常リンパ球と呼ばれる白血球の一種によってシュレッダーにかけられたように消去されていきます。1000個できても、2000個できても、一つ残らず、完璧に消去されてしまいます。このメカニズムについては別の機会に。
しかし、1個でもがん細胞が残ってしまうと、どうなるでしょうか。がん細胞は、2個、4個、8個、16個と、倍々に分裂していきます。それが、細胞の数が10億個、直径が1cm、重さが1gになると、レントゲンやCT、内視鏡検査などの画像検査で発見されるようになります。そこで初めて、「がん」という病名が告げられるのです。
「なぜ細胞のミスコピーが残ってしまうのか?」
<ミスコピーされた細胞を一つでも残してしまうことが、がんの原因になる。>
かなりザックリしていますが、分かりやすく言うとこれががん発生の基本的な考え方。
ミスコピーの細胞が残る理由は何でしょうか。
理由は2つ。と言われています。
1.細胞のミスコピーがたくさんできすぎてしまう
2.細胞のミスコピーを消すシュレッダーの性能が落ちてしまう
食品や食品添加物・建築資材・放射線・電磁波…などなど、「〇〇は、発がん性がある」と言われることがありますが、これは細胞のミスコピーをたくさん作りすぎてしまう、という意味で使われる事が多いです。また、がん遺伝子・がん抑制遺伝子なども、結局はこのミスコピーの細胞を作ってしまう、作らないように働きかけるということにつながります。一方、「免疫力が下がると、がんになる」と言われているのは、シュレッダーの性能が落ちていることを指しているケースがほとんどです。
またザックリとした感じですが、なんとなく理解しておくと、がんの治療や予防に役立つと思います。
で、昨日書いた僕が気を付けていることの中で、「細胞のミスコピーをたくさん作るのではないか」というのが、
<加工食品はなるべく食べない>
つまりまだハッキリと解明されていない・発がん性が疑われている食品添加物を多く使った加工食品は、という意味です。
<調味料はなるべく本物を使う>
これも同じで例えば醤油なら、大豆・小麦・塩で作られているのが昔から作られている本物の醤油。しかし、スーパーで安売りされている物は、脱脂加工大豆・アミノ酸・アルコールがさらに添加されコストを安くし、なんちゃって醤油を作っています。
醤油だけじゃなくていっぱいありますよ。
この話をしだすと食品添加物について、かなり突っ込んでいくのでこれも少しずつ書いていこうと思います。
さらに「細胞のミスコピーを消すシュレッダーの性能が落ちてしまう」、つまり免疫力を下げないためには、
<バランス良く食事をとる事>
<無理な生活リズムを作らない>
<ストレスを溜めない・リフレッシュをする>
となる訳です。
まだまだ、完璧にこのような生活をするには、精神もお金も追いついてこないので、
「なるべく」 というのがミソですね。
無理な事をすれば、ストレスがたまり、それが良くない。
たまには、体に良くないと思うものでも、ご褒美として食べてリフレッシュする。
バランス良く、良いものはなるべく多く、悪いものはなるべく少なく。
少し自分に甘いようですが、人間なので本当に命の危険にさらされなければ、極端な事はできません。それよりも毎日楽しく過ごす事が何より大事で、日々感謝できる事に喜びを感じたいと思います。
次回からは、砂糖の話に戻って、さらに「砂糖?糖質?は癌の餌になるのか?」についてまで書いていければと思います。
0コメント