昨日は、グルテンフリーのパン屋さん「Bakeshop SolSol」に行って色々と話してきました。
これからオープンまで少しでも手伝えることはやろうと思ってます。
ですので、さらにお勉強。
しかし、うちの店は小麦をバリバリ使っているので複雑な気分ですが、嗜好品だと思って食べに来るのをやめないで下さいね。蕎麦は、それ以上に健康的な食材ですから。
さて、小麦の抱える最大の問題点が4つ。という話の続きです。
・グルテンアレルギー
・小麦の糖質は「スーパー糖質」に生まれ変わったこと
・phバランスの崩壊
・依存性
このうち今回は「グルテンアレルギー」について
小麦グルテンは、粘りのある小麦特有のたんぱく質。
うどんやラーメン、ふんわりしたパンを味わうことができるのは、この”グルテン”のおかげ。グルテンがあるから、小麦粉はあんなふうに伸ばしたり広げたりできる。
小麦グルテンがなくなれば、製麺所やパン屋、ピザ職人は職を失うかもしれない。グルテンのない小麦粉など、いくらこねくりまわしたところで、ぶちんぶちんと切れてしまって、用をなさない。
小麦グルテンは、僕らの肉体のあらゆる器官に影響をおよぼし、あらゆる部位に抗体をつくりだしている。花粉症などほかのアレルギー同様に、許容量を超えなければどうということはない。
しかし、ほかのアレルギー同様、抗体数が一人ひとりの許容量をうわまわったとき、症状は一気に表面化する。
その際の症状は、花粉症よりはるかに強烈。グルテン抗体はIgGタイプ(遅延型)で、花粉抗体に代表されるIgEタイプ(即時型)とちがい、1度できると抗体が抗原と結びつき、血流に乗って体内のすみずみにくまなくいきわたり、数週間から最長1年にもわたり、活動しつづける。
くしゃみや鼻水どころではなく、全身の免疫システムをかき乱し、さまざまな部位で炎症を引き起こす。あらゆる病気の火種になることがわかっている。と言われている。
代表的な症状は、
・胃酸逆流
・過敏性腸症候群
・糖尿病
・肝臓病
・自己免疫疾患、アレルギー疾患
・皮膚疾患
・神経障害
・セリアック病
ですが、調べていくうちに「小麦アレルギー」と「グルテンアレルギー」は違うらしい。
小麦アレルギーなら小麦だけを断てば解決するし、日本の病院で受けられる、一般的な血液検査で判定が可能だそうです。
しかし、グルテンアレルギーはそうではないらしい。小麦グルテンに似た構造のたんぱく質を含む穀類――ライ麦、大麦、ライ小麦などに反応が起こる可能性がある。
また、グルテンアレルギーは特別な検査でないと確認できない。それ以前に、日本の医療現場ではいまのところ、グルテンアレルギーの認知が進んでいないので、検査がおこなわれる可能性も期待できない。
グルテンアレルギーのアメリカでは発症率は20人に1人。軽度の患者を含めると、5人に1人という専門家もいる。日本にも、潜在的な患者が相当数いると推測されている。
重度のグルテンアレルギーとして知られる「セリアック病」の発症率は約1%。これも診断が非常に難しい。
なんか怖い事ばかりですが、知っておくことは重要だと思うのでこれからも書いていきますね。
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