小麦の抱える最大の問題点が4つ。という話の続きです。
・グルテンアレルギー
・小麦の糖質は「スーパー糖質」に生まれ変わったこと
・phバランスの崩壊
・依存性
前回は、「スーパー糖質」について書きました。
今回は、「phバランスの崩壊」と「依存性」 です。
体に良くないからと、一気に小麦をやめる(グルテンフリーの食生活を開始する)と3割程度の人が数日から数週間、禁断症状に苦しむことになるといわれている。たえず疲労感がつきまとい、思考力は低下し、いらつくという。中枢神経に作用するモルヒネ様化合物を含んでいるからだそうです。
また、小麦には痲薬様作用のほか、セロトニン(幸せホルモン)を分泌したり、空腹中枢を刺激したりする作用がある。小麦を食べなければ、こうした中毒性は影をひそめる。
小麦のモルヒネ様化合物(エクソルフィン)は、脳に侵入し、多幸感を生じさせる。半面、小麦を摂取しなければ、不快な禁断症状があらわれる、ということ。
以上のことをふまえると、小麦は食欲促進剤ということになる。
小麦を摂取することによって、(1)血糖値の急上昇(2)インスリンの過剰な追加分泌(3)血糖値急降下――この一連のサイクルが摂食中枢を刺激して起こる、まやかしの空腹感も、食べすぎに拍車をかける。
だから、小麦を断てば、食欲や渇望感がしぼみ、メンタルは安定し、カロリー摂取量を大幅に減らせる。
グルテンフリーのお勉強はここまでとしますが、色々と調べてみると、アレルギーの人だけでなく、普通に暮らしている人もできれば小麦を取らない方がいいのではないかと感じてしまう。
でも、小麦を完全にやめることは、本当に大変なことで、食料市販品のほとんどに入っているし、調味料には欠かせない。なんといっても日頃よく使う醬油。外食は、ほぼ無理になりますね。
今は、家でしか食事をしないならば、グルテンフリーの醤油やこだわりの溜まり醤油などで代用は可能だとは思います。
僕は、自分の出した結果として「なるべくやめる」という、ゆるい感じにいたりました。
なんといっても、うちの店は完全に多用してますからね。
蕎麦つゆや丼つゆ、二八蕎麦。天麩羅にいたっては、小麦無しでは天麩羅にならない。
なんとも困ったことです。
アレルギーでグルテンフリーを本当に必要としている人や、健康に対してすごく意識が高い人には、絶対になくてはならない店なので、「Bakeshop SolSol」さんには、がんばって店をずっと続けてほしいと思います。ちなみに、乳製品と卵は不使用ということなので、乳アレルギー・卵アレルギーの方でも安心して食べられると思いますよ。さらに、精製砂糖は不使用できび糖で作るとか。精製砂糖(白砂糖)の健康への影響もまた書いてみたいと思います。
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