精製白砂糖は体に悪い?なら、他の砂糖はいいの?   その3

ようやく「砂糖について」の続きです。

前回は精製度の高い砂糖とそうでない砂糖の話で、今度は ぶどう果糖液糖などの高果糖液について書きます。

以前の復習。ぶどう糖果糖液糖とは。

正式名称は「高フルクトース・コーンシロップ」といい別名異性化糖と呼ばれます。

名前を見てもらうとわかる通り、トウモロコシから作った高果糖の液という意味です。 (フルクトース=果糖)

その生成方法は、トウモロコシのでんぷんを科学的に分解してぶどう糖の液にします。

そして、そのぶどう糖液糖を酵素またはアルカリと反応させ、ぶどう糖より甘味の強い果糖に変化(異性化)させ作り上げます。

これに使われるトウモロコシは、ほとんどがアメリカから輸入されています。

アメリカのトウモロコシ事情として実に85%以上が”遺伝子組み換え”であるそうです。

ですから、日本で使われている果糖ぶどう糖液糖などの異性化糖を使った商品は

高い確率で遺伝子組み換え食品ということになります。

遺伝子組み換え食品は長期間食べ続けた場合どうなるか全くわかっていないのでとても危険です。

もっとも心配される病気は、ガン・腫瘍・アレルギー・不妊症などと言われています。

特に子供には絶対に摂らせたくはありません。


前回の復習は、このくらいで。



現在、スーパーやコンビニで売られている加工食品のほとんどの物に使われています。

例えば、

アイスクリーム、コーヒー牛乳、ソース、ケチャップ、マヨネーズ、ドレッシング、めんつゆ、レトルトカレー、ぎょうざなど、たくさんあります。

あと、コーラ、ファンタ、CCレモン、キリンメッツなどの炭酸飲料にも入っています。

エナジードリンクなど薬局で売られているものにも。

すべてを避けようとするのは、ほぼ無理。

で、僕はどうしているかというと、子供達にはジュースではなく炭酸水を進めて(前のブログに書いたジュースをやめさせる方法で)、納豆は付属のたれではなく、子供達の好きな七福の白だしを使いドレッシングは美味しい手作りの物を考案中。調味料も以前から買い置きのあるものがなくなったら本物に変更し、~のたれ・~の素などの簡単味付け品は使わない。味のついている肉や魚などは買わずにそのままの物にし、魚は味がつけてあるものでも塩とだけ表示ある物を選んでいます。

他にも気を付けていることありそうだけど、それでもすべてを避けるのは無理でしょう。

特にチェーン店系で食事をするなど外食は何が使われているか表示は無いので、気を付けようがないですね。(行かなければいいんですけど…)



で、もう少し「異性化糖・高果糖液」の危険性について。

フルクトース・コーンシロップは、とうもろこしに含まれるでん粉を酵素処理して作られる甘味料で、日本で開発されました。

甘さはショ糖の6倍あり、簡単に、しかも安く作れるので、アメリカで大量に作られるようになりました。

日本でも、いまや糖類の4分の1は、このフルクトース・コンシロップが使われています。

食品表示では、フルクトース・コーンシロップの他に、ブドウ糖果糖液糖(果糖含有率50%未満)、果糖ブドウ糖液糖(果糖含有率50-90%)、異性化糖などと表示されていますが、ブドウ糖と果糖の割合が違うだけでほぼ同じものです。


このフルクトース・コーンシロップの恐ろしいことは3つあります。


◎遺伝子組換えとうもろこしから作られていること

◎中毒性があること

◎老化物質AGE(最終糖化産物)をブドウ糖の10倍つくる


◎遺伝子組換えとうもろこしから作られていること

遺伝子組換えの食材をどう思いますか?

豆腐や納豆・醤油の食品表示に「遺伝子組替えでない」と書かれていますよね。みなさんはそれを見て安心して買っていますよね。でも、それはその食品のみ。付属品までは、「遺伝子組み換えでない」と表示してないのです。法律上、表示しなくてもいいことになっています。さっきの話の納豆のたれ、つかわれてますよ。

だから、僕らは知らず知らずのうちに遺伝子組換えの食べ物を食べているんです。

遺伝子組み換え食品は長期間食べ続けた場合どうなるか全くわかっていないのでとても危険です。

もっとも心配される病気は、ガン・腫瘍・アレルギー・不妊症などと言われています。


◎中毒性があること

現実的に具体的な症状としてわかりにくいので、飲まないようにしよう、食べないようにしようと思っても、フルクトース・コーンシロップに中毒性があれば、やめるのは難しいですね。「飲むのを我慢できない」し、「みんなも飲んでいる」し。

負の連鎖、悪循環から逃れるのは難しいです。

これって、前に書いたグルテンフリーの小麦粉の話と似てますよね。


◎老化物質AGE(最終糖化産物)をブドウ糖の10倍つくる

人間の老化の進行に深く関わっている物質があるのではないかと長年研究されて、最近その物質がAGE(最終糖化産物)だと言われるようになりました。

糖尿病の患者さんは、普通の人よりはるかに早く老化すると言われています。

普通の人より、しみやしわになりやすいですし、骨がボロボロになったり、歯周病、白内障、認知症になるのが格段に早いです。

血管ももろいので、心筋梗塞、脳梗塞になるリスクも三倍高くなります。

糖尿病でなくても、ブドウ糖を摂取するより異性化糖が3倍老化物質AGEを作るとすると、体中に老化物質がたまって、老化が加速するのは間違いありません。



昨日、「心と身体の勉強会」だったので、ブログお休みしましたので今日は長々と書いてしまってすみません。

ですが、昨日の勉強会でも糖質が心の健康に大きな影響を与えることを学びましたので、特にこのような科学的に合成された糖分を取るのは極力避けた方がいいですね。

以前も書きましたが、「なるべく」というのがポイントだと思います。無理をしたら続かない、ストレスにもなる、やれる範囲で少しずつ。

自分に甘いようですが、長くやることに意義がある。店もそうですが、夜営業をやってほしいとたくさんお言葉を頂きます。しかし、その一方で昼営業だけで無理をせず、長く続けてほしい、ずっと食べに来たいからと言って頂けるお客様もいます。どちらのお客様も「そば処ほていや」を大切に思って下さっている、大切なお客様です。本当にありがたいです。

今年は、自分の体と相談する年にしようと決めました。来年からどうするかは、今年を終えてみてからみなさんにお伝えしようと思います。

少し話がそれましたが、次回はジュースの糖分の話にしようか、他のものにしようか迷っています。何かリクエストあったら言ってくださいね。

復活‼そば屋の大将のちょっとした話

病気になり5ヶ月の休業期間から復活した 愛知県碧南市の「そば処ほていや」の店主です。 休業中に体験した事や感じた事、 日々の生活の出来事や興味のある健康話、 お店の話をアップします。

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